お聞きいただき有難うございました。
10/25がイエスの元ヴォーカルとして知られるジョン・アンダーソンの80歳の誕生日でした。おめでとうございます!!
大前は中学生の時に友人から誕生日にイエスとジェネシスのLPレコードをプレゼントしていただいたことがキッカケでプログレッシヴ・ロックを聴くようになしました。1972年のイエスの「こわれもの」はプログレの名盤です。
今回はアンダーソンのソロでの他アーティストとのコラボレーションなど大前ならではの選曲で初めてプログレを聞く方でも楽しんでいただけるように選曲してみました。如何だったでしょうか?
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今日のアニソン
01 Unmei♪wa♪Endless!」
(うんめいはエンドレス)
by 放課後ティータイム
02 エヴリ・リトル・シング
by ビートルズ
03 エヴリ・リトル・シング
by イエス
04 ユー・ケイム・アロング
by ザ・ウォリアーズ
05 リーヴ・イット(ア・カペラ・ヴァージョン) by イエス
06 炎のランナー by ヴァンゲリス
07 アイル・ファインド・マイ・ホーム
by ジョン&ヴァンゲリス
08 南極物語 by ヴァンゲリス
09 トゥルー・メッセンジャーズ
by ジョン・アンダーソン
&ザ・バンド・ギークス
ピアノスケイプ ピアニスト辻 千絵の音楽風景
10 ロンリー・ハート
11 ラウンド・アバウト
by 辻 千絵
12 シルクロード(絲綢之路) by 喜多郎
13 Island of Life
By 喜多郎(ft.ジョン・アンダーソン)
14 ラウンド・アバウト by イエス
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01 今日のアニソンは
10/28は『けいおん!』 平沢唯役の豊崎 愛生(とよさき あき)の誕生日ということで劇場版主題歌を選曲しました。
豊崎さんおめでとうございます!!
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02 、03はイエスのデビューアルバムに収録のザ・ビートルズの楽曲のカヴァーを原曲との聴き比べで楽しんでいただきました。
「エヴリ・リトル・シング」は決して有名曲ではありませんが原曲のイメージをより自由に膨らませてプログレというよりもアートロックな味付けをされているのが特徴です。
ジョンのヴォーカルが冴えるアルバム「フォー・セール」収録のビートルズ版。サビでのポールのとの声の絡みも絶妙。
名義はレノン🟰マッカートニーだがポールが作ったといわれている。しかしなぜかメインヴォーカルはジョンという珍しい曲でサビもポールの突き抜けるような高音ハーモニーではなくユニソンで渋く決めている。そしてなんといってもさびで聞かれるリンゴのティンパニの音が余韻を残す佳曲。
https://youtu.be/jrDikOz8YSU?si=MK6QFc8beL2QKPlc
イエス版は1969年のデビューアルバムに収録されており当時のメンバーは
- ジョン・アンダーソン – ボーカル
- クリス・スクワイア – ベース・ギター、ボーカル
- ビル・ブルーフォード – ドラム、パーカッション
- トニー・ケイ – キーボード
- ピーター・バンクス – ギター、ボーカル
という構成。
ギターのバンクスが曲の途中で「デイトリッパー」のリフを入れるなどビートルズへのリスペクトも感じるが歌部分よりインスト部分の演奏に重きをおいた大胆なアレンジが特徴で一聴しても原曲をすぐに思い出せる人はいないくらいアレンジされている。
https://youtu.be/MyteedDgscc?si=V19DaVFrukMT47aA
こちらはイエス35thツアー時のライヴより
メンバーはアンダーソン、ホワイト、ウエイクマン、ハウといういわゆるアルバム「危機」リリース時の構成。
https://youtu.be/nZpa9GpLJRk?si=8Bdo7AmXR1Te1B5c
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04 はアンダーソンがイエスの前に在籍していたブリティシュポップロックバンドのザ・ウォリアーズの1964年の楽曲。やはりビートルズの影響が強く出ていますが一聴してこれがジョン・アンダーソンの声?と思ったらこの曲ではハーモニーヴォーカル担当していてリードはトニー・アンダーソンというご兄弟の方が歌っています。
https://youtu.be/oP83u6rtUY4?si=Y-x9ZQL1cXCUbJsu
05はイエスの1983年のアルバム「ロンリー・ハート」からのセカンドシングルで今回はア・カペラ・ヴァージョンでお送りしました。
この曲でのイエスのパーソネルは
- Jon Anderson – co-lead vocals, backing vocals
- Chris Squire – bass guitar, backing vocals
- Trevor Rabin – co-lead vocals, guitars, keyboards, backing vocals
- Alan White – drums, percussion, Fairlight CMI, backing vocals
- Tony Kaye – keyboards
キーボードのケイ以外が全員総で歌唱に参加しリードは新加入でこの曲の大枠を作ったギターのトレヴァー・ラビンと分け合っている。
ビルボードホット100で最高24位、トップアルバムロックトラックチャートで3位。イギリスでは、1984年3月下旬に56位と大ヒットには至らなかった。ある意味時代の先を行き過ぎたからかもしれない。
ライヴテイク風のPV
https://youtu.be/cmX2g2yEP2Q?si=g3XTs2SVXYeoOvwP
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06、07、08はヴァンゲリスの演奏で07がアンダーソンとの共演。
ヴァンゲリスはギリシャのシンセサイザー奏者として映画音楽の分野でも活躍された方で06の1982年の映画『炎のランナー』のテーマ曲がは第54回アカデミー賞で作曲賞を受賞。全米ビルボードチャートでアルバムとシングルが1位という快挙を達成しています。
代表作も数多いですが今回は千絵さんのリクエストで1983年の日本映画「南極物語」のテーマもお送りました。この曲を聴いていると真夏でもどこか涼しくなってくるから不思議です。
1974年にリック・ウェイクマンの後任としてイエスへの加入を打診されるも諸事情で加入は実現せず。加入を断る。ですがジョン・アンダーソンとはその後も交遊を深め相互のジョン&ヴァンゲリスとして4枚のアルバムをリリースしています。
ヴァンゲリスは残念ながら昨年2022年5月17日に79歳でお亡くなりになりました。R.I.P…
炎のランナー by ヴァンゲリス
https://youtu.be/Xkc6TB4EeqI?si=DUtemwUH6fDVyOvZ
アイル・ファインド・マイ・ホーム
by ジョン&ヴァンゲリス
https://youtu.be/ePE9w6D2JWg?si=OiNLGY_V8KhV5s3l
南極物語 by ヴァンゲリス
https://youtu.be/l1CN2nQnXeM?si=Ozhc8dDIGaSfgKcE
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09はTHE BAND GEEKSというグループと今年2024年にリリースした新曲です。
イエスを諸事情で脱退しいくつかのソロユニットで活動した後に昨年2023年にはTHE BAND GEEKSと共にYESのクラシック・ナンバーを演奏するツアーを行いました。
THE BAND GEEKSはYouTubeでの活動をメインに往年のロックグループの名曲をカヴァーするトリビュートバンドの一つでその演奏のクオリティの高さからアンダーソンは気に入ったのでしょう。それにしてもアンダーソンは80歳とは思えない素晴らしい歌唱力です。
アルバムメンバーのラインナップは
・Jon Anderson - Vocals
・Richie Castellano - Bass, Guitar, Keyboards, Vocals
・Andy Ascolese - Drums, Percussion, Keyboards, Vocals
・Andy Graziano - Guitar, Vocals
・Christopher Clark - Keyboards
・Robert Kipp - Hammond Organ, Vocals
・Ann Marie Nacchio - Additional Vocals
「トゥルー・メッセンジャーズ」
by ジョン・アンダーソン
&ザ・バンド・ギークス
https://youtu.be/ty4M-EluOMs?si=twCS3Ob6l7ExKSEQ
12、13はヴァンゲリスと同じくアンダーソンがイエス在籍時代に共演したシンセサイザーの巨匠の喜多郎の代表曲と共演曲です。
喜多郎さん自らが企画と音楽を担当した
1992年の映画「喜多郎の十五少女漂流記」主題歌。この楽曲は幾つかのヴァージョンが存在しているようです。今回は長大なアルバムヴァージョンでお送りしました。
喜多郎さんの1994年のアルバム「ドリーム」で3曲の共演曲が収録されアンダーソンは作詞も担当しました。同アルバムで喜多郎さんは3度目のグラミー賞ノミネートを果たしています。
シルクロード(絲綢之路) by 喜多郎
https://youtu.be/oU7JWTtJaL4?si=CbwH6C3JUf1jOZqJ
Island of Life
By 喜多郎(ft.ジョン・アンダーソン)
https://youtu.be/CL2Zn3GNkC4?si=3O4-LqvlTQ7QdUW_
日本のテレビ用に制作されたショートヴァージョン
https://youtu.be/-HRmTA5uat0?si=s9PsWQ48bC_01RWb
14はアルバム「こわれのの」よりイエスの最も有名な代表曲といっても過言ではないでしょう。
近年日本のアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」(原作:荒木飛呂彦)の1stシーズンのエンディングテーマに起用されたことによりイエスのファン層拡大に貢献しました。私はジョジョも連載当時のファンだったので嬉しさと驚きが入り混じる感動を覚えました。
ジョジョのアニメのWEBサイトにはこう書かれています。
『EDテーマは荒木飛呂彦が「執筆当時によく聴いていた曲」、あるいは「部のイメージに近い曲」というコンセプトで統一されている。』
また続けて
『イエスの直撃世代である音響監督の岩浪美和は、「ROUNDABOUT」がEDテーマに決まったことを知って驚くと同時に、なんとか劇伴として使用できないかと考え、監督の津田尚克に「どこからでもEDを流せるようにED映像を作ってほしい」と強く提案。その結果、1stシーズンは「ROUNDABOUT」が劇伴として流れ、そのままEDテーマへと繋がっていく特殊なスタイルとなった。大森曰く「1stシーズンが終わった時、岩浪さんが僕に「楽曲の全部の箇所を入れたから」と嬉しそうに報告してくれました(笑)」とのことで、8分半もある原曲を無駄にせずに使い切る結果となった。』
長文の引用でした。
まさにスタッフのこの曲への想いが溢れる起用となり作品の質を高めることに成功していることが分かります。
⭐️元記事
『最初に決まった主題歌は
「ROUNDABOUT」』
https://jojo-portal.com/special/production-note/04/
ラウンド・アバウト by イエス
https://youtu.be/DwPWGUhEtP0?si=LCbZX4YuMkeCj56e
ジョジョでの場面より
https://youtu.be/IiAcmC26jlw?si=Q0RUvnQB4FszlHjE