マニアックな話ですがもう少しお付き合いください。
あのアナログレコード、アナログテープの時代。
それぞれ新品を購入、またはレンタルなどで音源を入手するか、FMラジオなどから録音(エアチェック)して自分の好きな楽曲やアーティストの音源を集めたものです。
たいていはカセットかオープンリールのテープに記録してステレオ、ラジカセ、またはウォークマンなどのポータブルプレイヤーで聞いていたでしょう。
カセットならここぞという時は、高価なメタルポジションで録音しました。
またクローム、フェリクロームというポジションのカセットもありました。
そして、通常はノーマルテープで録音しました。
我が家には80年代に録音したカセットが200本以上有ります。
ラジオから録った海外アーティストのライブ録音(公式には未発表音源)の貴重なテープが残っています。
じきにデジタル音源にしようと思っています。
WOW WOW などの衛星放送もYou Tubeなどもなかった時代、
あの頃はFMはとても貴重な音源を提供してくれるありがたい存在でした。
CDの種類も増え、家庭でもCDプレイヤーは珍しくなくなりつつありましたが、まだCD-R はなかったので気に入った楽曲はカセットに録音して聞いていました。
MDが流行るのははもう少し待ちます。
メタルテープで録音し3ヘッドのカセットデッキで再生する。
それが1990年頃の音楽鑑賞でした。
前回、友人に録音してもらったカセットの音質がとても悪かった話をしましたが、それは再生しているヘッドの性能、クリーニングなどのメンテをしっかりやっているかということが再生音に大きな影響を与えることを付記しておきます。
またレコードなら使っているカートリッジ(つまりレコード針)にもよります。
自分はヤマハのMC-3を使っていました。
またビデオでもそうですが、アナログテープの場合、録音した機器で再生するのが一番ベストだと知りました。
友人のデッキで再生した時に左右のバランスとレベルが良くなかったのを思い出します。
これはオーディオファンなら常識でしょう。
さて、それから時代が流れました。
MD、またポピュラーな存在になれなかったDATというものもありました。
DATは購入に至らなかったのですが非常に興味がありました。
いずれにしても「いい音楽をいい音で聞きたい」という思いは私の中にずっとありました。
事情があって音楽を聞く余裕がないまま時は流れていきました。
そして、Part 1 の話に戻ります。
MP3という極めて低音質な音源で音楽を聞く機会があり、それが今日の音楽鑑賞の最もポピュラーな音源のフォーマットになっています。
皆さんもご存知の通りデジタル音源には基本的には、
カセットテープのようなヒスノイズはありません。
アナログレコードのスクラッチノイズもありません。
コピーしても音がこもったりはしません。
皆さんもご存知の通りデジタル音源には基本的には、
カセットテープのようなヒスノイズはありません。
アナログレコードのスクラッチノイズもありません。
コピーしても音がこもったりはしません。
けど、例えばよくダウンロード販売されている128kbpsのビットレート が如何に低音質か分かりますか。
音楽CD規格は1411.2kbps です。
つまり、10分の1以下のスカスカな音源なのです。
果たして、それはアーティストがリスナーに届けたい音楽のフォーマットなのか?
そんな疑問が私の心をよぎっていました。
曲は初めて買ったCDシングル。
尾崎豊の「核」のカップリング曲の
「街角の風の中」
アルバム未収録なので以外と知られていません。
切なさと爽やかさが同居した楽曲。
次回で完結させます。
また会いましょう。
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