皆さんこんにちは。
いつものように、曲名ではなくアーティスト名が今回のタイトル。
まず、素敵なビデオを見つけたのでどうぞ。
何が素敵か、分かる人には分かります。
CHaka Khan's with Prince, miles Davis( I feel For You Ain't nobody Sweet thing I feel for you)
Chaka Khanは芸名で、Chakaはアフリカの言語で「炎」「赤い」という意味。本来は「シャカ」と発音するのが正しいらしい。
1953年3月23日生まれだから2011年、現在は還暦の少し手前。
初めての出会いは、僕の音楽観を育んだ「豊潤の時代」であった1984年の暮れ頃。
いつものように学校から帰りラジオをつけていると、
突然に「チャカ・カーン?、チャカ・カーン?」と連呼する男性の声が聞こえてきた。
(?としたのは上がり気味の発音だったので)
そして、
先鋭的なビートにのせてスティーヴィー・ワンダーと思えるクロマティック・ハーモニカが入り、
当時はまだ珍しかったスクラッチ、
曲の中にはリトル時代のスティーヴィーの「フィンガー・ティップス」が挿入されていた。
今は亡き偉大なプロデューサーであるアリフ・マーディンがプロデュースし、プリンスの1979年のナンバーをカバーしたこの「I Feel for You」は」ビルボード、キャッシュボックスなどのチャートの上位にランキングされて翌年までラジオでかかりまくっていた。
それが、シャカ・カーンとの出会いだった。
「I Feel for You」は非常にインパクトのある曲だった。
けど、本当のシャカの音楽の醍醐味はこの曲ではないことが、ルーファス時代の音源やバラードナンバーの素晴らしさ、ジャズナンバーの解釈などで分かることになる。
そのシャカ・カーンのライブをここ札幌で堪能できるチャンスをいただいた。
ありがたい。
まだ記憶が新鮮なうちに記しておきたい。
2011年、2月8日 会場はZeep札幌。
会場前面は立ち見、というよりダンスフロアー、
後ろのほうに席があった。
僕のチケットは立ち見席。
1曲目は「I Feel for You」だった。
ここではシャカはメインを3人のバックヴォーカルに任せ、自身はオブリガード的なヴォーカルを聞かせていた。
「What'Cha Gonna Do for Me」
などお馴染みのナンバーが続く中、感じていたのは彼女のヴォーカル力。
若い頃と変わらぬ声を保ち続けているとは聞いていたが。
還暦の手前なのだ。
日頃の鍛錬が忍ばれる。
けど、彼女に感服したのはあの得意のロングシャウトではない。
声そのものだ。
「Through the fire」
そして、
「Angel」
メンバー紹介から各自のソロがあり、
バックヴォーカリストによる「My Funny Valentine」「What's Goin' on」などシャカに縁のある曲を披露しそれぞれに大きな歓声が上がる。
アンコールは「I'm Every Woman」だった。
ライブの素晴らしさと共に残念に感じたことがありました。
カーティス・メイフィールド、ダニー・ハサウェイ、ジェイムス・ブラウン、サム・クック、オーティス・レディング、そして、マイケル・ジャクソン。
皆、個性が違えど偉大なシンガーだ。
だけど、もうLIVEに行く機会はない。
ソウル系男性アーティストで息の長い活躍をしている方が女性アーティストに比して以外に少ないことに気づいた。
プリンス、スティーヴィーは偉大すぎるアーティストだけど、僕にとってシンガーというよりもっと多角的なアーティストという感がある。
僕が、ブラックミュージックに言及するのは意外と思う方もいるかもしれないが、ぼくが一番聞いていて嬉しくなるのは「ソウルフィーリングを感じさせる声」。
黒人でなくても構わないのだ。
エルヴィス、ポール・ヤング、スティーヴ・ペリー、ダリル・ホール、マイケル・ボルトン、ブルース・スプリングスティーン。
感銘を受ける声にはいつもソウル、R&B(オリジンな意味でのR&B、最近の「アールアンドビー」ではなく「リズムアンドブルーズ」)がある。
最後に夢の競演のビデオを。
シャカ、来てくれてありがとう!
Chaka Khan, Stevie Wonder, Prince,India Arie,Yolanda Adams,2
WELLCOME !!
2011年2月14日月曜日
2010年10月3日日曜日
After The Fire 「秘密警察」(Der Kommissar)
’80の音楽が大好き!という人でもこのイギリスのバンド After The Fire を好き!またはファンだったという人に今まで会ったことはない。
ヒットソングもほとんど今回紹介するこの曲ぐらいしかないといっても過言ではない。
僕は大学生だった1990年頃、突然このバンドのある曲を聞きたくなり探しまわったあげくにようやく閉店セールをやっていたレンタルレコード店でこのバンドのアルバムを手に入れた。
残念ながら今は紛失したままである。
その曲のタイトルは「秘密警察」(Der Kommissar)という。
記憶が間違っていなければ今はコスモにスポンサーが変わってしまった DIATONEポップスベストテン でもランクインしてたので当時は日本でも多くの人が聞いていたと思う。
では何故、僕がこの曲に惹かれたのか?というと 「秘密警察」(Der Kommissar)の持つ個性による。
この曲は、今は亡き「ロック・ミー・アマデウス」で知られるオーストリアのミュージシャン、ファルコの作で原曲はもちろんドイツ語だった。
After The Fire は英語バージョンにしてリリース、全米5位のヒットになった。
「ロック・ミー・アマデウス」が1986年に全米1位のヒットを記録した時、あの 「秘密警察」(Der Kommissar)
の原曲を歌っていたファルコがここまでブレイクするとはと思ったものだ。
「秘密警察」(Der Kommissar) も 「ロック・ミー・アマデウス」もヨーロピアンヒップホップと呼ぶべきサウンドである。ファルコはもともとベーシストで言葉をリズムに乗せることに卓越した才能がある。けど、他のファルコのヒット曲を聞いてもらえば分かるが歌唱力、表現力もある。サビでの声の使い方が絶妙だ。
1982年当時ほとんどのコアな音楽ファン以外はこのような白人ラップの存在は知らなかっただろう。少なくとも日本では。アメリカでも異質だったと思う。
1986年の夏にはには Run-D.M.C が「ウォーク・ディス・ウェイ(Walk This Way)」でブレイクする。ヒップホップが徐々に市民権を得ていく。
「秘密警察」(Der Kommissar)はリリースが1982年。
なんと時代を先取りしていたのだろう。
厳密にはヒップホップ、ラップではないという人もいるだろう。
ファルコもATFもブラックミュージックから多大な影響を受けているとは思えない。
そういう議論は今は置いておく。
余談だが個人的にはヒップホップ的アプローチという点での衝撃度では、佐野元春さんが1984年に発表した「コンプリケーション・シェイクダウン」の方が印象が強い.
先鋭的なビート感覚に圧倒されたものだ。
話を戻します。
ATFの「秘密警察」(Der Kommissar)はファルコ版とアレンジはほとんど同じだけど、エレキとアコギを全面に出したロックサウンド、控えめなキーボードがかっこ良かった。中間部の掛け声もイカしていた。
今、聞いてみて皆さんはどう思われますか?
ちなみに2010年、現在、このバンドは再結成して活動中なのだ。
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