WELLCOME !!

Good Music,Good Story,Good Life !!

札幌の歌うたい、ラジオDJ、猫の手室メンバー、重鬱生還メッセージを発信する大前光弘のブログです。



コンサートサポート O・H・Sファクトリー の代表として、イベントのバッキングサポートもしています。



今日が苦しい病の中でも明日に希望を持とう。
明日は好転するかもしれない。明日が駄目なら明後日がある。私はアトピーも神経の病も鬱も克服するのに30年以上の歳月をかけました。完治はしてません。ただどんな状況・状態でも生きる術を身につけました。

メインパーソナリティーをつとめる心の音楽番組
 世代を越えた幅広いジャンル、年代の楽曲を On Air
もっとも多くかかるジャンルはハートランドロック。
毎週金曜日 朝9時〜11時 札幌市厚別区のコミュニティFM Radio T×T FM ドラマシティー 77.6MHz

⭐️FMラジオでの視聴
77.6Mhz(札幌市厚別区新札幌駅10km圏内)

⭐️ネットでの御視聴
サイマルラジオ
以下のアドレスで自動視聴
http://live.776.fm/radiotxt.html

または
リッスンラジオ http://listenradio.jp/
北海道のラジオ曲からRadio T×T FMドラマシティー を選択

⭐️リクエスト&メッセージ
asa@776.fm 件名は「金曜日」


10:00
今日の特集

9:45
天気予報

9:50

10:00
特集後半

2012年11月15日木曜日

KIRIBANA with Voice  ~Voice Artist orie〜


OHS協力企画の 


11/23(金・祝)15:30~ CAMELLIA CONCERT カメリアコンサート ~暖炉の前でくつろぐように~ 


に出演のVoice Artist のorieさんが制作した花作家 森直子さんの写真集「KIRIBANA」のビデオを公開しました。 


ぜひ御視聴ください 




彼女のパフォーマンスは「癒し」とかそういった言葉では形容しきれない魅力があります。 


道内では比べることが出来るアーティストがいないのです。 

まさに「声のアーティスト」です。 勿論、歌ものもあります。 

このビデオは花作家 森直子さんの写真集「KIRIBANA」のフォト(中田勝弓氏が撮影)をムービーにしたものをorieさんが自らの楽曲にVoice で彩ったもの。 
You Tube用に私のOHSファクトリーが編集しました。 

当日は辻 千絵さんのピアノが加わります。 
詳細は http://tsuji-piano.com/liveconcerts/collaboration.html 

皆さん、予約お待ちしています。
 

KIRIBANA with Voice You Tube Edit 



2012年11月9日金曜日

it's a mistake Men At Work


数ヶ月前の話ですが、

オーストラリア出身の人気バンド、メン・アット・ワーク(Men At Work)のサックス&フルートプレイヤーとして活躍したグレッグ・ハム(Greg Ham)が4月19日、メルボルンの自宅で死亡しているのが発見されました。

警察の話では、親しい友人が最近連絡が取れないことを不審に思って自宅を訪れ、そこで死亡しているハムを見つけたとのこと。死因についてや事件性がないかどうかなどを含めて、まだ説明できない部分も多々残されているため、警察は詳細なことは公表できないとしています。58歳でした。


メン・アット・ワークの楽曲で思い出すのは大ヒットを記録した「ノックは夜中に」「ダウン・アンダー」ではなく



「イッツ・ア・ミステイク」です。




MTVがメディアとして力を付け始めていた頃に、

このオーストラリアのロックバンドは突如とてして世界の人気バンンドになりました。


リーダーのボーカル、ギタリストのコリン・ヘイのワンマンバンドという面があったかもしれませんが、このバンドのサウンドの要として近年までずっとヘイと活動を続けていたのがお亡くなりなったグレッグ・ハムでした。



あの管楽器の音が聞こえてくると、「きた、きたー」と心を弾ませたファンが日本にも多くいたと思います。

実際にセーラ・ロウエルさんがDJを務めていたダイアトーン「ポップスベストテン」でも新曲の度にチャートインしていました。


バンドは短命に終わってしまいましたが、コリン・ヘイは後にリンゴ・スターのAll Star Band にも参加し往年のヒット曲を聞かせてくれました。私もDVDを持っています。


ちなみにこの時期のAll Star Band のメンバーは


ドラムはリンゴと


シーラE(「グラマラス・ライフ」覚えていらっしゃいますか?)、


ベースはジョン・ウェイト(ベイビーズ、バッド・イングリッシュに在籍 ソロでもスタンダードナンバーとなったNo.1ヒットの「ミッシング・ユー」で知られています)、


キーボードはポール・キャラック(彼が歌ったマイク&ザ・メカニックスの「リヴィング・イヤーズ」はやはりNo.1ヒットになり社会現象にさえなりました)
という顔ぶれでした。









話がそれました。

浮遊感のあるカッティングギター、それに続くトロピカルなエレクトリックピアノ、そしてどこかのしかかってくるいうなベースからこの曲は始まります。 

「イッツ・ア・ミステイク」のプロモーションビデオは印象的でした。

シニカルな楽曲が多いこのバンドの特徴を最大限までに発揮させたのが、
この曲のビデオだったと思います。


取り返しがつかない状況になってから後悔しても遅いのです。



こじつけではなく、
生き残った我々はあの震災から学ばなくてはなりません。

生々しくも辛い教訓を生かすことができない輩になってはいけません。




ボタンを押し間違えただけで消えるような儚い文明であってはならないのです。


真に安全で平和な世の中を私は望みます。












「ハングリー・ハート」ブルース・スプリングスティーン 〜誰も一人になんかなりたくはない〜

皆さん、こんにちは。


世の中には、生まれながら名曲として宿命づけられている楽曲があると思います。


人、それぞれ好みはありますし、
ジャンルも国も違いますが、
例えばベン・E・キングの「スタンド・バイ・ミー」や
日本では長渕剛さんの「乾杯」などは、リリースされる前からこの曲は名曲と呼ばれるだろうと直感があったのではないかと思います。


そして、そういった楽曲の多くはシンプルな楽曲構成であったりするものです。



「ダニー・ボーイ」が国境を越え世界中の人々から愛されるのも分かる気がします。





1980年のブルース・スプリングスティーンの「ハングリー・ハート」は




まさにそんな楽曲ではないかと思います。


かのスプリングスティーンが特徴的な嗄れた声ではなくハイトーンのテナーボイスで歌い上げているのは、レコーディング時の加工によるものだと知ったのは最近のことです。
この曲はバックのEストリートバンドの的確なノスタルジックな演奏と
「ハッピー・トゥゲザー」のヒットで知られるタートルズのメンバーの二人、フロー&エディーのコーラスという鉄壁のアレンジもあって大ヒットをしたのです。

1980年、ジョン・レノンは亡くなる前にこの曲を絶賛したと言われています。

あえて書きませんが、この曲にインスパイアされたアーティストも沢山います。


この曲の誕生秘話が面白いのです。
パンクバンド ラモーンズのジョーイ・ラモーンに提供する予定だったのものを、プロデューサーのジョン・ランドゥのアドバイスにより自身用の楽曲として残したのです。ラモーンズ用の楽曲なので基本4コードのシンプルな進行です。

スプリングスティーンは、圧倒的なライブパフォーマーであり、若者が抱えている社会への怒りや悲しみを表現できる詩人でもありました。
そして、パンクミュージシャンにも支持された希有な存在になったのです。
事実、彼の「ビコーズ・ザ・ナイト」はかのパンクの女王パティ・スミスによって大ヒットしました。


またスプリングスティーンは収録アルバム「ザ・リバー」にはこの曲をボツ扱いで落とすつもりだったのですが、メンバーのすすめで収録、シングルカットしトっプテンヒットとなったという逸話は天才ミュージシャンらしいエピソードです。


まさに幾つかの事件を通り抜けてこの曲は我々の手元にあるのです。





この曲、やはり「詩」がいいのです。

決して明るい内容でないのに心を打つのは、
この曲が誰もが抱えている心の機微を映しているからではないしょうか。


どんなに気ままに生きているように見えても、
人は心に何か満たされないものを抱えて生きているものです。



どんなにお金を貯めて自分の役を演じてみても、
誰もが満たされぬ心を持っている。



そして、
休息の地を、
自分の家庭を、
自分は一人ではないんだという確信を

皆、持ちたいのです。




この歌もまた「求道者」のための歌なのです。