ビーチボーイズの「Getcha Back」でも紹介しましたが
エヴァリー・ブラザーズといえばビートルズやサイモン&ガーファンクルに影響を与えたグループとして知られています。
サイモンとガーファンクルも洋楽を聞き始めた頃、お母さんが映画好きの友人が何度も聞かせてくれて耳馴染みになっていました。
ロックとフォークとジャンルは違えども60年代以降の音楽に絶大な影響を残すこの兄弟デュオはカントリー・ミュージックでは定番のクロース・ハーモニーを基本として数多くのヒット曲を残しています。
私が初めてこのグループの曲を知ったのはラジオでのオールディーズ特集でした。
多分、「起きろよスージー」だったと思います。
だから、そのエヴァリーズがニューアルバムを出す、しかもシングルカットされる曲がポール・マッカートニー作のナンバーと知った時は素直に嬉しかったのです。
大ヒットでなかったのが残念でしたが、私はこの曲が好きでよく聞いていました。
デイヴ・エドモンズがプロデュースしたアルバムはポール自身が演奏で参加し、ジェフ・リンも関わっていました。ディランの「レイ・レディ・レイ」のカバーが入っていたりします。
実はリリース当時(1984年)に友人の誕生日プレゼントにこのアルバムを贈ったのですが、贈った友人の趣味に合わなかったらしく後に「わざと気に入らないアルバムを贈った」と残念なことを言われてしまった苦い思い出があります。ほとんど洋楽を知らなかったその友人には地味な音楽だったのでしょう。
第二次ブリティッシュ・インベイジョンと呼ばれた時代、
MTVのヴィデオが華々しくテレビを賑わせていた時だったので当時の中学生が聞くにはあまりにも渋い内容だったとかと。
勿論、私は後にCDを購入しお気に入りの一枚となっています。
そして、今この曲をあらためて聞くとやはりいい曲だなと思います。
グループは2012年、現在も活動中です。