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2025年3月18日火曜日

2025 2/3 MYSELF オンエアリスト

 



2025 2/3 モーニングアップル月曜日

41回目 MYSELF オンエアリスト

2/3 立春、そして大前光弘の誕生日〜



2/3は大前の誕生日でした。

たまには自分語りな選曲でもしてみようと思った次第です。シンガーとして、ラジオパーソナリティとして自分を育んでくれた、または影響を与えてくれた音楽の中からその一部をご紹介しました。お付き合いいただき有難うございました。



⭐️今日のアニソン

01 disillusion by タイナカサチ


02 ブーツを脱いで朝食を by 西城秀樹


03 ダーリング by 沢田研二


04 Castleimitation

 by 鬼束ちひろ


05 黒猫のタンゴ by 皆川おさむ


06 微笑み返し by キャンディーズ


07 ブラームス作曲/キルヒナー編曲

 ピアノトリオ作品18第二楽章

 by ゆきえトリオ


08 コンドルは飛んでいく

 by サイモン&ガーファンクル



09 メンデルスゾーン作曲「3つのモテットOp.39-13(リクエスト

 by Regensburger Domspatzen conducted by Georg Ratzinger

  

10 みなしごハッチ by 嶋崎由理


11 きっと忘れない by 尾崎豊(千絵さんリクエスト)






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⭐️今日のアニソン

01 disillusionby タイナカサチ

(Fate/stay night』第1 - 14OP 2/3はメインキャラクターの一人遠坂凛(とおさか りん)の誕生日。いわゆるキャラ誕です。おめでとうございます!)


disillusion」はRiSAのヴァージョンもありますが、この曲に関しては自分はタイナカさんのクールな歌唱の方が今作にはあっていると思います。RiSAさんのは熱っぽさがあって激しいバトルシーンに合います。


https://youtu.be/xtxUqqb-f38?si=sWvHkuYEXjjW6h2G


02 「ブーツを脱いで朝食を」は「ザ・ベストテン」が放送始まったばかりの頃に大ヒットしていたこともありまだ幼い年齢だった自分にとってテレビでよく観る歌手として印象が強かったこともあり初めて親に買ってもらったシングルレコードとして思い出の一曲です。リリースは197811日で1/19に放送開始したベストテンには第一回目からランクイン。後に1位を獲得しています。

秀樹さんの歌唱スタイルはシンガーとしても大きく影響を受けました。

https://youtu.be/MUhPOyvtI2c?si=kp3BoHSpJvEq2Zbt



03 「ダーリング」は「ブーツを脱いで朝食を」と同年の1978521日リリース。

ライティングのコンビも同じ


作詞:阿久悠

作曲:大野克夫

で当時はまったく意識はしていなかったけ阿久さん、大野さんの超絶な才能、売れっ子ぶりがよく分かります。

編曲は船山基紀氏。

沢田研二、ジュリーは前年の「勝手にしやがれ」が小学低学年だった自分でも歌詞を暗記するほどインパクトが強くて「ダーリング」も文句なくカッコいい曲だと思ったものです。


私はアイドルという存在には興味を持たない気質なのですが強いて言えば秀樹さんとジュリーさんがシンガーとしての私の原点でしょうか。

https://youtu.be/8PzW3nlmpy8?si=DyjOydUC95TGUjmd



04 Castleimitation」はリクエスト。

大前の誕生日ということで大事な友人からお祝いのリクエストいただきました。Yさん有難うございました!

https://youtu.be/Ayl9i2vD0qs?si=1dnkVzFLCSuSViMy



05 「黒猫のタンゴ」ですが自分が幼少の頃、茶の間にあったカラーボックスには幾つかのシングルレコードが置いてありビクター製のポータブルレコードプレーヤーでよく聴いて楽しんだ記憶があります。これはその一枚でたしかジャケットも失われた状態で盤だけが保存されてたと思います。



オリコンの記録によるとこの曲は、1970年度の年間チャートで1位という華々しい記録を持っています。


以下が1970年のベスト10シングルです。


1 皆川おさむ:「黒ネコのタンゴ」

2 ザ・ドリフターズ:「ドリフのズンドコ節」

3 藤圭子:「圭子の夢は夜ひらく」

4 藤圭子:「女のブルース」

5 内山田洋とクール・ファイブ:「逢わずに愛して」

6 由紀さおり:「手紙」

7 ヒデとロザンナ:「愛は傷つきやすく」8 菅原洋一:「今日でお別れ」

9 ショッキング・ブルー:「ヴィーナス」10 渚ゆう子:「京都の恋」


この曲は私のためというより上の兄、姉のために両親が購入したものでしょう。

でも良いのです。

佳き日の記憶としてずっと残っています。

https://youtu.be/QUM7Rp-gzlc?si=cMq8v1RtqkccoZ8R




06 「微笑み返し」はキャンディーズの活動中のラストシングルとして1978年の2月にリリースされた楽曲でこれも幼少時に自宅でよく聴いていたシングルレコードの一枚。

姉のために父が買ってくれたものだと思います。私はこの曲に雰囲気が好きで別れの歌なのに透明感があって爽やかさを感じる「微笑み返し」を繰り返し何度もターンテーブルで回しました。



作詞は阿木燿子、

作曲・編曲が穂口雄右の各氏。


キャンディーズの歌唱も含めて全てがパーフェクトな歌謡曲。


活動ラスト曲ということもあって興味深いエピソードも多い。


その中の一つに作曲の穂口さんの要請で初見のレコーディングを行いOKテイクが出ると居合わせたスタッフが総立ちで拍手をし、それを見たメンバーも人目を憚らず号泣したというのがある。穂口さんの証言によればスタジオ内にいたスタッフ全員が泣いていたという。


これだけラストを惜しまれながら、また祝福されながら解散したグループは多くないだろう。

https://youtu.be/yQRI77DS1AM?si=84oEJiPrJUKsooIY



⭐️ ピアスケイプ ピアニスト辻 千絵の音楽風景

07 ブラームス作曲/キルヒナー編曲

 ピアノトリオ作品18第二楽章

 by ゆきえトリオ



08 1970年といえばビートルズの解散があった年として記憶している方も多いと思います。共に一時代を築き上げた永遠のフォークデュオ サイモン&ガーファンクルもこ同年アルバム「明日にかける橋」にリリースし活動を終えました。


「コンドルは飛んでいく」は同アルバムからのシングルカットでオリコンでの年間チャートでは33位にランキングされるヒットとなったらしい。

42位のアルバムタイトル曲よりも上位にランキングされこの曲の日本での人気が垣間見える。


曲の元々の歴史は100年以上前と古く1913年に


ペルー人の作曲家、民俗音楽研究家のダニエル・アロミア=ロブレスが、


自身で採譜した伝承曲のメロディをモチーフにしてサルスエラ(オペラの一種)として発表したものが原典だというが、実はロブレスの残した譜面には有名になったS&Gの歌唱メロディーは含まれておらず後年にテンポやメロディーの改変、つまりアレンジされロス・インカスというフォルクローレのグループがレコーディングを行い、さらにロス・インカスの演奏にS&Gの歌をミックスしてS&G版「コンドルは飛んでいく」が完成したという複雑な歴史を踏んだ楽曲なのです。

https://youtu.be/1PKzDvqxAiE?si=R5YW42FKa7COw60G







09 メンデルスゾーンですが実は2/3生まれ。誕生日が同じということです話題にしたところ早速リクエストいただきました。Yさん有難うございます。

https://youtu.be/GI0pYiuWPrI?si=ndkPgio2HCF1m3TM


  

10 「みなしごハッチ」は初期タツノコプロの傑作アニメの同名アニメの主題歌です。この作品も1970年の放送で我が家にレコードがあり幼少時代に何度もターンテーブルに乗せて聞いた思い出のアニソンの一曲。

シンガーの嶋崎由理は当時中学1年生で変声期の最中にレコーディングし苦労したというエピソードがあります。島崎さんの代表作には「ハクション大魔王の歌」、「面影 (Gメン'75』エンディングテーマ)などがあります。ハクション大魔王はハッチの前年の1969年の録音ですから小学6年生時の歌声ということになりますが子供の声とは信じられないしっかりした声です。

https://youtu.be/fIQ6_6pUyzc?si=jYeRP6fcmLxm45WE




11 「きっと忘れない」は千絵さんからのリクエストで大前が影響受けたシンガーの一人の尾崎豊のバースデイソング。1990年のアルバム「誕生」収録。尾崎さんの歌でも数少ない明るい曲調で生前最後のツアーでも歌われたステキな楽曲です。

私は自身のライヴで会場に誕生日の人がいればよくこの曲を歌います。今回は私自身にハッピーバースデイ!!でした。有難うございます。

https://youtu.be/gucf6nZmIdM?si=Nlvi9_jEkDPYDvzw







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2025年3月6日木曜日

2025 1/27 テレサ・テン特集

 




2025  1/27 モーニングアップル月曜日

41回目テレサ・テン特集


1/29 72回目の誕生日に寄せてテレサ・テンの特集でした。

以前台湾での演奏会の折にテレサの墓前にお参りしたことがあります。大きく立派な墓所であらためてアジアの歌姫としてのその存在を知りました。

テレサの特集は前にもしたことがありますが今回は昨年2024年にリリースされた


テレサ・テン 生誕70年ベスト・アルバム


からを中心にお送りした次第です。


この最新ベスト盤はオリジナルのマスターテープからリマスターされ音質向上がはかられているだけでなく、未発表となっていた楽曲も2曲収録されており聞き応えがありました。テレサのことを周知の方もぜひ手に取っていただきたいアルバムです。


年始にBSでテレサのコンサート映像が特集され、さらにテレサのレコーディング、コンサートに参加しバンドリーダーを務めた芳野藤丸氏などをゲストに交えたドキュメンタリー番組が放送されました。貴重なエピソードを多く聴くことが出来て氏のブログとともに参考になりました。




⭐️ 今日のアニソン

01 魔訶不思議アドベンチャー! by 高橋洋樹

(「ドラゴンボール」OP  1/27は餃子役の江森 浩子さんの誕生日。おめでとうございます!

https://youtu.be/bqm2rQ-mILE?si=-QQTSFWB5mPZi2B4



02 Fire(Live in Taiwan/1984)

03 ジャスミン慕情

04 心の愛

05 空港

06どうぞあなた

 by テレサ・テン


⭐️ ピアスケイプ ピアニスト辻 千絵の音楽風景

07 アイスキャッスルのテーマ

08 ゴー・ザ・ディスタンス

 by  千絵


09 エレジー

10 時の流れに身をまかせ

11 別れの予感

 by テレサ・テン




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01 1/27は「ドラゴンボール」でチャオズの声を当てていた江森浩子の誕生日でした。江森さんおめでとうございます。江森さんは一作品で沢山の役を演じ切る超声優さんです。

たとえば「それいけ!アンパンマン」(1989 - 2024)では

みかづきまん〈初代〉、

なまいきナマコちゃん、

ピョン吉〈代役〉、

ほのおくん〈初代〉、

ポンポンどり、

マシュマロさん、

ジグソーくん、

にんにくこぞう、

ちくわん〈初代〉、

くまのおかあさん、

マイマイのママ〈5代目〉)

など。順応性がすごいというかこういう才能の持ち主によって日本のアニメは支えられている。有り難いですね。


02 1984年のテレサの母国である台湾でのらイヴ音源から。前週の特集はブルース・スプリングスティーン の楽曲を多くオンエアしましたがこの曲はスプリングスティーン によるポインター・シスターズ提供曲。実はエルヴィス・プレスリーに贈る予定だったという。


https://youtu.be/eyKgedguhh0?si=BsDqwmZkAyv9SlqG


ポインター・シスターズ版

https://youtu.be/yZEiiI7FAcY?si=mllIgG3cdLy9q0p3


そしてブルース・スプリングスティーンのセルフカヴァー版

https://youtu.be/d5PoIrcyd34?si=BuS9O3L_IyYU9P_D



03は生前テレサのバンドマスターを務めた芳野藤丸さんの作・編曲でアルバム「時の流れに身をまかせ」(1986)に収録。


04「心の愛」( I Just Called to Say I Love You)はスティーヴィー・ワンダーの1984年発表の全米Billboard Hot 100R&Bチャート、アダルト・コンテンポラリー・チャートの3部門で1位となった80年代スティーヴィーにとっての代表曲ですが、芳野藤丸氏のブログに面白いエピソードが紹介されています。


「僕のなかでは、いつも陽気でおちゃめなテンちゃん。髪の毛を三つ編みだらけにしていたときがあって、「どうしたの?」と聞いたら、「きょうはスティーヴィー・ワンダーを歌うから」と返ってきた。ドレッドヘアのつもりだったんだね。どう見ても三つ編みなのに。今でもファンに愛されているテンちゃんは、本当にかわいく、素晴らしい女の子でした。」

⭐️参考

https://www.zakzak.co.jp/article/20180921-XIKXWT6WXNOBZCVIDQROJDN4ZM/?outputType=amp




05 「空港」はリクエスト曲。有難うございました。

1974年発表のテレサにとって日本での2ndシングルで先ず有線で人気曲となりロングヒットを記録しました。

作詞:山上路夫

作曲:猪俣公章

編曲:森岡賢一郎


同年リリースのデビュー・シングルがアイドル歌謡路線で不発に終わったため早々とムード歌謡・演歌路線に変更して再起をはかり後のテレサ・テンの日本でのイメージを決定したと言っての良い名曲として知られています。

この曲の大ヒットにより第16回日本レコード大賞(1974年)の新人賞に選ばれています。


https://youtu.be/3-pbuQ_qK48?si=jxGDCsUhd565oRu7




06「どうぞあなた」は昨年リリースされた

テレサ・テン 生誕70年ベスト・アルバム

の目玉と言うべき未発表曲で

作詞:阿久悠 

作曲:井上忠夫 

編曲:森岡賢一郎

という布陣から察するに70年代後半にレコーディングされた楽曲と思われます。


https://youtu.be/rWyCkRdbQ1Y?si=hLEe3eUk2k5y_j0t



09 「エレジー」は飛鳥涼が提供した楽曲で二つのヴァージョンがあります。

アルバム『時の流れに身をまかせ』収録の瀬尾一三アレンジのものと『別れの予感』収録の芳野藤丸がアレンジのもの。瀬尾さんのもドラマティックで素晴らしいのですが今回は芳野さんアレンジでお送りしました。

テレサの歌い方も違った表現、アプローチで機会があればぜひ聴き比べてほしいです。


https://youtu.be/mlrTCMurGWs?si=NmVD_8Fo19sUDkwQ



10 「時の流れに身をまかせ」は

1986年発表の日本での16thのシングル。

「つぐない」「愛人」に続く

作詞・荒木とよひさ

作曲・三木たかしのコンビに作品。

収録アルバムのレコーディングは英国アビーロードスタジオにてクイーンのツアーメンバー、マット・ビアンコのメンバーなどが参加して芳野氏以外は全員海外ミュージシャンという話をお聞きしました。

自分たちはすごい貴重な贅沢な楽曲を楽しんでいたのだなと感心しました。

前二作と違ってメジャーキーということもあって聴く人に爽やかな余韻を残す。現代においても老若男女を問わず愛される歌謡曲として人気を保ち続けている。

本曲で日本有線大賞、全日本有線放送大賞(年間)で3年連続のグランプリを受賞。

また2年連続で日本音楽著作権協会(JASRAC)発表による楽曲別の著作権使用料分配額(国内作品)年間トップ10にランクインされた唯一の楽曲にもなっている。


https://youtu.be/yC8DjCH15m4?si=JAYZfsM1RD9ABwoH




11 「別れの予感」は1987年発表の18thのシングル曲。


作詞 荒木とよひさ

作曲 三木たかし

編曲 林有三

ストリングス・アレンジは服部克久の各氏が担当。


テレサ・テンは日本での再活動時に殆どのシングル曲は荒木とよひさ/三木たかしのコンビ作品に委ねられていました。演奏活動もほぼ日本でのみとなっていました。1995年に亡くなられてテレビで追悼番組が放送されてワールドミュージック、特にアジアの音楽に興味を持つようになっていた私もあらためてテレサ・テンという「アジアに歌姫」の偉大さを認識するようになりました。テレビやラジオではお馴染みのシンガーでも身近すぎてあまり聴く機会がなかったのです。


 「別れの予感」はドキュメントで芳野さんが仰っていましたがラストのサビの1フレーズだけテレサ自身による追っかけコーラスが入るのです。なんか此処がとても好きです。


https://youtu.be/ODFfdV8R7Nw?si=R9HZFKVc75zrcI_n




テレサが夢見た民主化した大陸でご両親の故郷で歌う夢は叶わなかった。未だ民主化もされておらず。

いつか意思を引き継いだ歌手がそれを実現させてくれることを願ってやみません。


テレサテンはまた機会をみて特集を組みます。リクエストなどあればぜひお寄せください。