もう何年前のことだったろうか。
ドキュメンタリー監督の龍村仁さんの『地球交響曲』を観に行った時だった。
映画の前にゲストに「OKI」いうミュージシャンが 珍しい魅力的な楽器をを演奏してくれた。
それが「トンコリ」という名のアイヌ古来から伝わる民族楽器の音色を聞いた始めての体験だった。
「トンコリ」は弦楽器だ。独特の音階を持つ。どのようなチューニングなのかは僕は知らない。プロと呼べる演奏者はわずか数名しかいないらしい。
しかも最近になって復元されたもので古来のものは現存しないと聞く。
しかも最近になって復元されたもので古来のものは現存しないと聞く。
それから数年の後、札幌芸術の森でアイルランドのケルティックバンド「キーラ」を聞いた。
その時、ゲストとして演奏に加わっていたのがOKIさんだった。
そして、僕がこのブログのタイトルにもなったFM番組のDJをしていた時に現在もお世話になっている太田 裕実さんがベーシストとして在籍していたバンド「アイヌアートプロジェクト」でギター、ベースなどと共に演奏を支えている楽器、それはやはりトンコリだ。
また北海道苫小牧市出身の兄弟ユニット「K.D earth」もトンコリを演奏されている。僕の番組にも電話でだけどゲストで出ていただいたことがある。残念なのはメンバーの結樺健さんが昨年に他界されてしまったこと。弟さんのDAIさんを応援していきたい。
トンコリの音色を聞くと脳髄にうずくものを感じる。
何故か自分のルーツに想いを馳せてしまう。
僕はアイヌではないしトンコリを演奏する機会もないだろう。
けど、世界中の伝統音楽と弦楽器が好きなせいかその存在感に惹かれてしまう。
ビデオは先ほども書いた
2006年に
「ART BOX SAPPORO MUSIC SESSION 2006 KiLA with ジーン・バトラー/OKI」
でも演奏されたアイルランドのKiLAとOKIさんのアルバム『キーラ&オキ』から
「Topattumi( トパットゥミ)」
当日は「リバーダンス」のジーン・バトラーのダンスも入り最高のステージだったのです。
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