標準、規格
特に音楽の分野において、広く知れわたり親しまれている楽曲のことを指す。和製英語で言う「スタンダード・ナンバー」。
子供の頃は「カバー・ソング」と「スタンダードナンバー」の言葉の意味の違いが分からなかった。
実は、今でもよく分かってない。
どれだけのアーティストにカバーされればスタンダードと呼ばれるようになるのか。
沢山、カバーされてもスタンダードと呼ばれてない楽曲も多々あるように思える。
例えばフォークのコンサートでのエンディングの定番曲でもある「あの愛をもう一度」などはスターンダード・ナンバーとは言われてないだろう。定番曲とスタンダードナンバーは違うのだ。
同じような疑問を山下達郎さんもラジオで言っていたらしい。
ではスタンダード・ナンバーといったらどんな曲を思い出すだろう。
「イエスタデイ」「マイ・ウエイ」「ムーン・リバー」「枯葉」もっと古いところでは「ダニー・ボーイ」などが代表的な楽曲だ。フォークでも「風に吹かれて」は入るかも。
夥しい数のカバーがある。
僕がかつてやっていたラジオ番組でもカバーソングの特集をやっていた。一時間以上も同じ楽曲を流していたことがあった。「イエスタデイ」などはカバーが数千を越えているらしい。正確な数は把握不可能だろう。
これらの楽曲に共通していること。
カバーが多いだけでなくジャンルの域を超えて、時代を超えて、国境を越えてカバーされ愛されていること
というこになる。
マイルス・デイビスがカバーすればスタンダードになるといった言葉もあったようにポップスからジャズ、クラシックのアーティストにまで他ジャンルにカバーされ続けることが条件かなという結論になりそうだ。
スタンダード化される楽曲を生み出すことはアーティストの夢の一つだろう。
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