今回のタイトルは、
Stop in the name of Love
愛という名の下に止めなさい
あのスプリームス(以前はシュープリームスと呼ばれていた。いつからか原音の発音に近いスプリームスになっていますね)のヒット曲。
作者はもちろん60年代のモータウンを支えたソングライターチームの
ホーランド=ドジャー=ホーランド 。
だけど、今回紹介するのはザ・ホリーズのバージョン。
ザ・ホリーズは日本では「Bus Stop」ぐらいしか一般には知られていない。
ラジオでかかるのは大抵 「Bus Stop」。
僕もラジオのオールディーズ特集でこのグループを知ったのだけど第1次ブリティッシュインベイジョンの頃に活躍した美しいハーモニーを聞かせるビートグループというのが最初の印象だった。
2010年現在、1962年全英デビューのこのバンドは現在は主要メンバーが抜けた状態ではあるが現在も活動中らしい。
そして、今回のこの曲。
1983年にリリースされ全米TOP40に入るヒットになった曲である。
ちなみにアメリカは日本と違ってTOP40に入れば大ヒットと言わないまでも立派なヒットなのだ。
ヒットの価値観がこちらとは違う。
60年代末に脱退して安定したキャリアを歩んでいたグレアム・ナッシュを久々に加えたホリーズ。
僕にとっては唯一ヒットの記憶があるホリーズの曲。
小林克也さんの『Bridgestone Sound Highway ベストヒットUSA』でこの曲のプロモーションビデオを見ていたのを今でも覚えている。
シンセの使い方など’80年代らしいポップサウンドになっている。
ハーモニーは相変わらず美しい。
さり気ないアレンジだがセンスがいい。
そして、特筆すべきはポップでさわやかな楽曲と対照的に反戦のメッセージに仕上げた感動的なプロモーションビデオ。
今回取り上げたのはこのメッセージが今の時代にも必要と思ったから。
あれから30年近い歳月が流れた。
相変わらず人は戦争をし続けている。
以前、「風に吹かれて」を取り上げたけど経済的発展も素晴らしいがそれよりも大切なものを僕らは取り戻していかなければと思う。
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