ジェフ・ポーカロの洗練されているが粘着質のドラムが聞こえてくる
と、「はじまる・・・・」と期待感が高まる。
デヴィッド・ペイチのバリトン・ヴォーカルにコーラスが加わると表現
しようがない感動に包まれる。何よりも素晴らしいバンド・アンサンブ
ル。
これが僕にとってのTOTOの「Africa」の印象なのだが、こ
の表現が適切かどうかは別として、この曲はいつも新たな感動ととも
に、健気だったあの80年代前半の思い出を甦らせてくれる。
マイケル・ジャクソンが「スリラー」でセールス、人気ともに(勿論、
実力も)TOP STAR になった前年にこの「Africa」が収録
されている
1982年-TOTO IV(邦題:TOTO IV〜聖なる剣)
はグラミー賞を主要部門も含む6部門を受賞していた。
実は、「スリラー」もTOTOのメンバーが全面的にバックアップし
ているのだが。
僕には年の近い兄がいる。
その兄がこのアルバムを聞きたくてレコード屋で買ってきたのは何故か
1978年-TOTO(邦題:宇宙の騎士)
だった。
ジャケットとタイトルをうろ覚えしてたのか、理由は本人に聞いてみな
いと分からないが、間違えて買ってしまったという。
御陰さまでにこのデビューアルバム「宇宙の騎士」も大袈裟でなく死ぬ
ほど聞きこんだ。小学校を出たばかりの子供には大人の音楽という趣き
だったがこのアルバムも素晴らしいと思った。
当時はこれが普通と思っていたのだが、その後の洋楽のロックで
TOTOほどの鉄壁のアンサンブルを未だ聞いたことがない。
インストで映画のサントラ作りからジャズ、フージョンのアーティスト
への演奏参加、楽曲提供などあれだけのクオリティを保ちながら精力的
に活動しているバンドは他になかったと思う。
この動画は
2003年-25th Anniversary: Live in Amsterdam(ライヴ・イン・
アムステルダム~25TH ANNIVERSARY
の時の映像。メンバー交代があり皆、確かに年を取った。
だけど演奏は素晴らしい。
この時のツアーを札幌の会場で見た。
子供の時からの聞き親しんできたバンドが健在なのが嬉しかった。
あの会場にいた自分はラッキーだったと思う。
今年の夏、公式サイトで7月23日に正式に解散が発表され
た。
今後、TOTOとしての活動はないかもしれないがメンンバー皆、元
気でいてほしいと思う。
そして、素晴らしい音楽をありがとう!
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